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対決型のiOS勉強会「ヤフーvsクラスメソッド」の舞台裏 #yxcm

先日ヤフーで「ヤフーvsクラスメソッド」というイベントを開催しました。

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1人5分の持ち時間でヤフーとクラスメソッドから1人ずつ登壇し、発表の盛り上がりを競う対決形式の勉強会です。

僕は「開発スピード向上」のテーマで発表をした他、イベントの企画と運営を行いました。色々と気づきも得られたので、それをまとめて書いてみます。

セミナー前:準備編

対決型勉強会が生まれたキッカケ

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昨年10月に開催した「iOS 7エンジニア勉強会@ヤフー」に来ていたクラスメソッド大橋さんに、「一緒に勉強会をやりませんか」とお声がけ頂いたのがキッカケです。
そこからFacebookメッセンジャーで連絡をとり、2週間ほどで日程や大まかな内容が決まりました。

「1人5分の持ち時間」というコンセプトは僕が毎月参加させて頂いてるクックパッドさんの #potatotips という勉強会から来てます。5分であれば仮に興味のないテーマであっても聞き流せますし、テンポが良いのでだれずにすむという経験から決定しました。

この1人5分の持ち時間に2社の「対決」の要素を入れ、今回の勉強会が実現しました。

ティザーサイト

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イベント3週間前に出した期待感を煽るティザーサイトは、はてなブックマークGunosyにて非常に注目されました。

この時点ではiOSのイベントとすら分からない徹底ぶり。
運営してた自分自身でさえ何のイベントか分からなくなりそうでした。

対決テーマの決定

「何のテーマで対決するか?」には頭を悩ませました。

どういうテーマだと対決感が出るのか?iOS開発者への惹きがあるのか?
結局は2社が熱く語れるテーマにすべきだという結論になり、ブレストのようにテーマ案を出し、その中でお互いの得意な領域が重なるものをテーマにしました。

いいねボタンの開発

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対決の必須要素「いいねボタン」はクラスメソッドさんに用意して頂きました。

ドット絵の可愛さや押し心地の良さなどボタンを押したくなる要素が詰まってるボタンで、見せて頂いた時にとても興奮したのを覚えています。
この興奮に乗っかり、「押された時にいいねが弾け飛ぶ演出」や「数値結果の発表タイミング」、「会場のスクリーンの使い方」などをテンポ良く決めていきました。

セミナー当日:対決編

そして当日。

トップバッターとしての発表

僕は「開発スピード向上」のテーマで以下のスライドを発表しました。

code snippetやXcode Templateなど、知っておくと開発が捗るtipsの紹介です。
トップバッターの自分は「盛り上がったらいいねボタンを押す」という認識を定着させることが大事たと考え、資料中に押すことを示唆させるスライドを挟みました。

その工夫が良かったのか、対決は僅差で勝利することができました!

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対戦相手のクラスメソッド平井さんの発表はXcode pluginの作り方でした。
とても分かりやすくためになる発表でした!

勝敗の行方

4勝3敗の僅差でヤフーが勝利!総得票数は負けているのでかなりの接戦です。
TwitterではAir Reading Algorismが働いたのではという声もありましたが、ノーシナリオで運営側が驚いてたくらいです。すごい!

セミナー後:反響編

対決型の勉強会はとても面白いとの感想を多方面から頂きました。
このようなツイートもありますし、ぜひ流行らせていきたいなと思っています。

やってみた感想

「対決型の勉強会って面白い!」その一言に尽きますがちょっと詳しく:

良かった点

  • 通常のLT会よりもストーリーがあって聞きやすい
  • いいねボタン連打で会場250人が一体となった
  • 共有の敵を持つことで仲間意識があがる(社内文化形成にも良い)

色々な会社を巻き込んでトーナメント戦をやると楽しそうですね!(ネタは厳しい)

改善点

  • 「盛り上がった時にボタンを押す」ルールでは発表の質で勝負ができない

今回はお祭り的なイベントなので良かったですが、向き不向きはあるなと感じます。

まとめ

発表者、参加者のみなさんが楽しそうだったのが何より嬉しいです。
またやりたいねと社内で話しているので、対決に興味ある方は気軽にご連絡ください:)

参加頂いたみなさん、本当にありがとうございました!

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