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Think Big Act Local

iPhone開発を軸にブレブレの記事を書いていきます。

ユーザーの声に耳を傾けてアプリを改善するサービス「Meyasubaco」をつくりました

iOS Android Meyasubaco

f:id:himaratsu:20160602223737p:plain meyasuba.co

自分がアプリ開発を行っているときに考えてるのが「この機能とかUIはアプリのユーザーに伝わっているのかな?」ということです。

どれだけ良い機能でもユーザーに使われなければ意味がない。だからユーザーの気持ちになって考えることは常に意識してるのですが、これがとても難しいです。自分はIT業界にいて色んなアプリを触ってるし、機能について考えまくってるのでユーザーと同じ目線をなかなか持ちにくいんですね。

なので、これまではアプリに仕込んだイベントログからユーザーの行動を推測していました。自分はGoogle Analyticsを使ってるのですが、それを見て

  • 「あーこのボタンは気付かれてないな」
  • 「この画面に来たら意味がわからなくて離脱してるな」
  • 「この機能を使ったユーザーはアプリを気に入ってくれる確率が高いな」

みたいに予想を立てて、それを解決/強化する機能改善を行ってまた反応を見る、みたいな感じです。

これは結構良いのですが、ちょっと自分的には不満があって、もっとユーザーの定性的なコメントも知りたいな、と思いました。「めっちゃ便利です!!やばい!!!!」みたいなのも知りたいなぁと。

そんなわけでアプリのユーザーと直接会話ができて、感想や要望を手軽に聞いたりできる「Meyasubaco」というサービスを作りました!

Meyasubaco

meyasuba.co

Meyasubacoは「ユーザーの声を聞いてアプリ改善していこう」というサービスで、iOS/Androidに対応しています。

機能としてはユーザーと直接会話できる「チャット機能」と、よくある質問を表示する「ヘルプ機能」の2つがあります。
2~3行の短いコードを書くだけですぐに使い始められるのが特徴です。

セットアップ

iOSを例にします (Androidの手順ははこちら

// Podfile
pod 'Meyasubaco'

$ pod install

CocoaPods経由でiOS SDKをダウンロードして、以下のコードを書けばセットアップ完了です。

// AppDelegate.swift
Meyasubaco.setApiKey("{YOUR_API_KEY}")

チャット機能

チャット機能は、ユーザーとLINEのようなチャットインターフェースで会話できる機能です。
実装は簡単で、チャット画面を表示したい任意のタイミングで以下のコードを呼びます。

Meyasubaco.showCommentViewController(self)

するとアプリ側ではこんなフォームが表示されます。

f:id:himaratsu:20160602094504j:plain:w300

ユーザーが要望や意見を入力して送信すると、デベロッパー向けのダッシュボードにはこんな感じで表示されます。

f:id:himaratsu:20160602195634p:plain:w580

ここからユーザーに返信すると、アプリ側がチャットインタフェースになって、会話ができるようになります。

f:id:himaratsu:20160602094828j:plain:w300

重要なのは デベロッパーがダッシュボードから返信しない限りチャットインタフェースにならない という部分で、「来たコメントに全部返事書くの大変すぎる…。でも返信しないと感じ悪いし…」とならなくてすみます。
普段は要望コメントを受け付けだけしておいて、より深く聞きたい場合のみ、ユーザーに詳しく聞くことができるのです。

ヘルプ機能

ヘルプ機能は、ユーザーにFAQを表示できる機能です。
ダッシュボード上から入稿したヘルプをアプリ上に表示することができます。

Meyasubaco.showHelpListViewController(self)

するとアプリ側では以下のように表示されます。

f:id:himaratsu:20160602095137j:plain:w300

ここに表示されるヘルプはダッシュボードから更新できるので、アプリ自体をアップデートする必要がありません。

アプリを更新するのは色々と大変(パッケージを作る手間や、iOSだと審査があったりレビューがリセットされる等)なので、ポチポチやるだけで更新できるこの機能は自分的に重宝しています。

また、ダッシュボードでは各ヘルプごとの閲覧数がわかるので、「あ、ユーザーはこの使い方が分かりにくいんだな。次回のアップデートでここを強化しよう」などの方針を決めるのにも役立ちます。

f:id:himaratsu:20160602200407p:plain:w560

というわけで

数行のコードでアプリのユーザーと対話できる「Meyasubaco」というサービスをつくった話でした。
お値段は登録後3ヵ月無料で、さらに3ヵ月経っても一部の機能(返信機能など)に制限がかかるだけでアプリが使えなくなるなどはありません。自分のアプリのユーザーと、手軽に話してみたいな、という方はぜひ試してみてください:)

meyasuba.co

最後になりましたが、 Meyasubaco は会社の同僚と3人で、プライベートな時間で開発してます。まだまだな部分も多くあると思いますが、機能が足りないとか使い勝手が悪いなどあれば、寛容な精神で微笑みながら厳しくフィードバックしてくれると喜びます!